いよいよ手術

癌とわかってから1か月半あまり、手術前日に入院。入院する前の日は日曜日だったので、家族みんなで食事会をしました。最後の晩餐なんてふざけて言ってたけど、母の食欲はなかったな・・・。

こんなことになる前に、みんなで食事にいっぱい行っておけばよかった・・・。

 

手術の日は、父、姉、妹が付き添い、母の手術が終わるのを待った。

予定より時間がかかったけど無事終了。先生からとった癌を見せられたけど、素人にはよく分からなかった。と姉が教えてくれた。

 

 

次の日、電車がとまっていて何時間か動かなかったため、急きょ、私と姉の2人で車で病院へ。

着いた時には一般病棟に戻っていたけど、母の顔を見てびっくりしてしまった。

何とか平静を装っていれたと思うけど、正直ショックだった。

瞼とほほは腫れあがり、口びるも腫れてるし、殴られたような顔色だし・・・交通事故にあって、顔面をケガしたかのような感じだった。

首の手術あとなんて気にならないぐらいの母の顔の変わりようだった。

よくよく考えたら、顔を形成するのだから腫れるのも当然なんだけど。

 

手術後に入るICUは、ずっ~と唸ってる人の声が聞こえるし、モニターの機械音も聞こえるし、母は怖くなってしまったようで、看護師さんに一般病棟に戻りたい!と訴えたみたい。

母が言うには、一人で歯磨きできたらいいわよ。と看護師さんに言われたらしく、痛いのに頑張ったのよ!って。口もほほも腫れあがり、水さえもうまく飲めずに垂れてきてしまう状態なのに・・・。

特に術後は口の中を清潔にしておくのは重要らしく、口の中の細菌が原因で肺炎などをおこさないためらしい。

 

姉と私は時間ぎりぎりまで母と一緒にいて、帰宅した。