母との闘病記

ここで、私たちの家族構成を書きます。

まず主人の父、母、そして主人、私、一人息子(当時中学2年生)。

同じ市内に主人の妹家族(妹、旦那さん、長男、長女)。

となりの市に主人の姉夫婦(子供はいません)。

主人と私は、自宅のすぐ近くで自営業をしています。

 

母が病気になるまでは、仲がとても良いわけでも悪いわけでもなく、普通の関係だったと思います。

 

細胞診の結果を聞きに、母と姉が病院へ行きました。

細かいことはあまり覚えていませんが、帰るとすぐに姉が私たちの仕事場に来て報告してくれました。

「お母さんほぼ癌だって。先生がこの病院でも手術はできるけど、もっと専門的な病院に行った方がいいのではないか。どこでも紹介状は書きます。」と。

そこから、急いで病院を探し始めました。

もちろん先生の知っている大学病院も教えてもらったりはしていましたが、いろいろ調べました。まず、母がなった癌は、確定ではなかったですが、耳の下あたりにできる癌でしたので、頭頸部の癌になります。

頭頸部の癌の執刀数の多い先生のところや、がんセンター、癌研、通いやすい病院などいろいろ考えました。

私は、実の姉は臨床検査技師なので、姉にも相談しました。姉の答えは、癌だと分かっているなら、ましてやその癌が原発とは限らないし、なら頭頸部だけに限らず癌に特化している癌の専門の病院がいいと思う。でした。

母は、甲状腺の病気をもともともっていて、その先生にも相談しました。

普通なら、はっきり言わないような気もしましたが、その先生は10年以上お世話になっていることもあってか、僕なら癌の専門の病院へ行く。とおっしゃってくれました。

 

結局、いろんな方の意見も参考に家族みんなで話し合い、1時間以上病院へ行くのにかかりますが、癌研に行くことにしました。